
ITALY B2B MATCHING PROGRAMME JUNE 2026″
CastelBrandoホテルでの面談の様子と
今回のフォーラム全体のキーヴィジュアル。

イタリア家具メーカーとの招待制B2B商談会 現地参加レポート
“ITALIAN FURNITURE & INTERIOR DESIGN
ITALY B2B MATCHING PROGRAMME JUNE 2026″
オルガテック東京が終わった翌週、6月8日から11日の日程で、イタリア家具メーカーとの招待制B2B商談会「ITALIAN FURNITURE & INTERIOR DESIGN ITALY B2B MATCHING PROGRAMME JUNE 2026」が、ヴェネツィア商工会議所出資の貿易振興機関”Venicepromex”(ヴェネツィアプロメックス)の主催で開催されました。私たちIL DESIGN(イル デザイン)からは営業担当の社員が応募し、見事選考され参加してきましたので、そこで経験したこと、感じたことを美しいヴェネト州の景色を含めた画像とともにレポート致します。

綿々と続く畑は全てブドウ畑。
2000年の歴史を持つ城。CastelBrandoホテルへ
今年4月に在日イタリア商工会議所(ICCJ)より一通のメールが届きました。”選考通過者には渡航費・宿泊費を主催者が全額負担”として、「イタリア・ヴェネト州の主要イタリア製造業者と、日本を含む厳選された東南アジア市場の優良バイヤーとの間で、長期的なビジネスパートナーシップを構築することを目的とする招待制B2B商談会を開催」する為、その参加企業を募集しているとのこと。家具・インテリア分野ではメイド・イン・イタリーの製造企業が約31社参加予定とのことで、私たちイルデザインの営業担当も応募したところ、主催者ヴェネツィアプロメックスにより選考され、晴れて出席することとなりました。
日程は私たちがオルガテックでの展示を終えた直後、ということもあり慌ただしい中でしたが準備を進め、6月7日(日)深夜に羽田空港を出発、8日(月)13時半にヴェネツィア空港に到着しました。別便の参加者の方達と合流してからホテルに向かい、当日の夜の歓迎ディナーでイベントの幕が開けました。参加者(招待客)はトータルで約100名。国別では、日本からは10名、日本の他には韓国、中国、フィリピン、インド、オーストラリア、シンガポール、タイ、ベトナム等からの参加者が集いました。主催者側も含めると参加総数は200人というかなり大きなイベントです。日本の会社の部門内訳は、家具部門、設計関係、機械関係という構成でした。
このイベントの大きな特徴の一つは、宿泊と面談会の場所が”CastelBrando”(カステルブランド)という、2000年の歴史を持つ城を修復したホテルであったということです。ユネスコ世界遺産に登録されているProsecco Hills(プロセッコ丘陵群)にそびえ立つこの城はヨーロッパ最大級かつ最古の城の一つで、イタリアの国の史跡にも指定されているそうです。2000平方メートルの広さを誇るこの城には、客室に加え、博物館、レストラン・バー、カンファレンスセンターが設けられており、今回のメインイベントである各ブランドとの面談も、この城の中の会場を使用して行われるという貴重な体験でした。

エントランスの横に城壁が見える。


何世紀にもわたり栄えたCastelBrando。
城内部の階段に沿って甲冑が何箇所にも飾られている。


野外では一般のお客様達がディナーを楽しむ。
休み無しで10社のイタリアメーカーと面談
2日目6月9日(火)は10時から全体ミーティングが行われ、主催Venicepromex(ヴェネチアプロメックス)の代表から始まり、経済開発担当評議員、事務局長、大学経済学部研究員の方まで、ヴェネト州の様々な代表者の方々から挨拶とスピーチが成されました。その後ランチを挟んで、いよいよ各メーカーとのB2Bミーティングがスタートです。このニュースレターの最初の写真がその面談の様子。テーブル一つ一つに一社ずつ席が設けられ、そこに次々にメーカーが訪れる形式で、常に英語とイタリア語の通訳の方が同席しています。今回出発前に事前アンケートが取られ、参加するイタリア企業リストの中から弊社が面談する予定の計7社が決まっていたのですが、実際は、都度一つの打ち合わせが終わるとともに、空いた時間めがけて予定に無かったブランドからも次から次へと割り込みで商談を持ちかけられた為、結果的にはほぼ休み無しで10社とミーティングしていました。
商談では様々な成果を得ることが出来ました。”Tonin CASA”(トニン・カーサ)というブランドは、これまでも弊社は取り扱いはしておりましたが、今回直接会って話すことで、今後は直接の取引が出来るようになったこと。彼らが新しいブランド”Black Tie”を始めたという情報も聞くことが出来ました。
“SIWA SOFT STYLE HOME”(販売元: ZANDARIN SILVANO)からは、2026年新作のモジュラーソファ”CENTOOTTO”を紹介されます。各構成要素(モジュール)の側面の曲線と曲線を組み合わせるタイプのソファで、非常に美しい仕上がり。まだWebページにも記載が無いほど新鮮な情報で、メーカーからは追って資料が送られてきました。これから詳しく研究していきたいと思います。


1994年創業の”Status Italia”(ステイタス・イタリア)というメーカーからはCEOのご息女が参加され、「見た目は完全にセラミック」なのにHDF(高密度ファイバーボード)製というダイニングテーブルの天板を紹介してくれました。近年セラミック天板は、大理石さながらの柄に加えて価格はお手頃、耐久性も高い、として人気ですが、更にそのセラミックよりも軽く、強度はほぼ同等、熱耐久も問題なし、そして価格も押さえられるというこのHDF素材との出会いはとても興味深く、今後是非掘り下げていきたい素材です。
また、私たちが日本輸入総代理店を務める”Sitia”(シティア)からも、CEOのエマニュエルさんと営業担当のシモネッタさんが来られており、エマニュエルさんとは昨年共同で行ったP.O.南青山ホールでのワークショップイベント以来の再会が出来ました。彼らは変わらず非常にアグレッシブに動いており、11月にはアジア数カ国を廻る予定があり、日本にも寄る予定、というフレッシュなニュースも得られました。
更に、弊社同様に日本から参加した、普段顔を合わせる機会が少ない他社の方達とも繋がりが持てたことも、とても貴重で嬉しい成果でした。

ここに次々とメーカーが訪れる。


それにしっくりと合うように設えられた調度品達。
現地Toreviso、Padovaの
メーカー&工場を見学
3日目、6月10日(水)は朝9時頃にホテルを貸し切りバスで出発、Toreviso(トレヴィーゾ)で2件、Padova(パドヴァ)で1件、計3社のメーカー・工場を訪問していきました。参加者は約30名ほど。Toreviso県での1社目は、ソファをメインとするメーカー”Alberta Pacific”、2社目はキッチン&リビング家具のメーカー”Alf DaFre”。キッチン・リビングを同じ素材・色で揃えてコーディネートできることを謳っています。

門の向こうはバスは通れず、ケーブルカーで降りてくる。


ソファメインのメーカーAlberta Pacific。




トータルコーディネートをアピール。
そして3社目。収納家具メインでリビング・ダイニングの家具を取り扱っている”LAGO”(ラーゴ)の工場へ。ショールームでは、類を見ない品質の良さを目の当たりに。また、工場内は空間を貫くように高い位置に橋が渡してあり、見学者はこの橋を歩きながら、工場全体を見渡せるようになっていました。
いくつものショール―ムや工場を見学することで、リアルタイムのトレンドが見えてきます。前述のHDF素材は他のメーカーでも使われていたり、ダイニングテーブルの傾向として、ほぼエクステンション仕様になっていること。また、ガラスローテーブルの天板には、繊細なテクスチャー加工がされ大理石調の柄を表現したものや、裏側に鋳型のデザインを施すテクスチャーキャストガラスを使用したものも目を引きました。


ガラスの脚部のローテーブルが個性的。



真剣に見学・撮影する参加者の面々。
直接会い、話し、繋がる価値
ギュッと濃縮したような3日間があっという間に過ぎ、翌11日(木)の午後にはヴェネツィアを発ち、再びドバイ経由にて12日(金)の18時頃に成田着。忙しいスケジュールが完了しました。
今回のイベントに参加した弊社営業の感想として、普段会えないような分野の人々に直接会って話し、繋がることが出来たことがとても素晴らしく、参加した意義を感じましたので、このような機会があったらまた是非参加したい、とのことでした。
近年ますますオンラインでのやりとりが加速する中でも、このように直接海を渡り、人と話し合い、製品を確認することによって得られる情報や経験は、計り知れない価値があると再認識致します。今後もこのような機会がございましたら、また皆さまに情報を共有させていただきます。お読みくださり誠にありがとうございました。


Cison di Valmarino(チゾーン・ディ・ヴァルマリーノ)の眺め。
– Information –
★私たちIL DESIGN(イル デザイン)では、今回のような、現地と直接繋がり、リアルな情報を得られる機会を今後も大切に活かし、都度皆さまにその様子をお知らせしていきたいと思います。
イタリア、デンマークをはじめとするヨーロッパのブランド家具をメーカーより直輸入、または現地・国内正規代理店を通して販売する私たちイル デザインのプレゼンテーション・プレイスは、東京デザインセンター6階にございます。サンプル・資料等をご用意し、お求めやすい価格でご提供致しております。下記連絡先より、お気軽にお問い合わせください。
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